JR神戸線の多客臨時列車

嵐山もみじ号

223系嵐山もみじ号  2002年秋の紅葉のシーズンに神戸から嵯峨野線(山陰線)嵯峨嵐山への直通臨時列車が運転されました。(11月16日〜12月1日の土曜・休日の朝に神戸発嵯峨嵐山行のみ)

 途中の停車駅は三ノ宮・芦屋・尼崎・大阪・新大阪。JR神戸線では新快速と同じですが,JR京都線は新大阪以外はノンストップ。 京都は通らず,西大路手前から短絡線に入り,梅小路を経由して山陰線に至るルートの多客臨が久しぶりに運転されました。

 使用車両は網干総合車両所223系8連で,通常なら休日は終日宮原総合運転所で留置されている218運用。 宮原を出区して鷹取で折り返し,神戸まで回送されたようです。 2002年9月に鷹取駅構内の配線が変更されて構内入換なしで折り返しができるようになっていましたが,さっそく臨時列車の折り返しに活用されました。

 2003年秋には運転日が1週拡大されて11月8日〜30日の土曜・休日となるとともに夕方の嵯峨嵐山発神戸行も運転されたほか, 紅葉のピーク時(11月23日・24日)にはさらに朝の神戸発嵯峨嵐山行1本が追加運転されました。

 2004年秋は,いったん京都駅に入ってスイッチバックする形での直通運転となりました。 11月6日〜28日の土曜・休日に1往復の運転(朝:神戸発園部行,夕:亀岡発神戸行)。 嵯峨野線(山陰線)内は定期普通列車のスジ,神戸〜京都で新快速と同じ停車駅にて延長運転する形態となっています。 紅葉のピーク時(11月20日・21日・23日)の朝には全区間臨時運転の神戸発嵯峨嵐山行が追加されています。

鷹取で待機中の223系嵐山もみじ号(2002年)とヘッドマーク
鷹取で待機中の223系嵐山もみじ号 嵐山もみじ号ヘッドマーク

 2005年秋は,西側の運転区間が延長されて西明石発着となるとともに,全運転日で朝は2本が運転されました。 11月3日〜27日の土曜・休日に,朝は西明石発園部行2本,夕方は亀岡発西明石行1本。使用車両は網干総合車両所223系8両。 1往復は,嵯峨野線(山陰線)内は定期普通列車のスジで西明石〜京都を新快速と同じ停車駅にて延長運転する形態, 朝のもう1本は西明石から園部まで全区間臨時運転となっています。 なお,2005年秋はヘッドマークの掲出はありませんでした。

 2006年秋は,西側の運転区間が短縮されて大阪発着となるとともに,全運転日で1往復のみの運転となりました。 運転日は11月18日,19日,23日のみ,朝は大阪発園部行,夕方は亀岡発大阪行。使用車両は網干総合車両所223系4+4の8両。 嵯峨野線(山陰線)内は定期普通列車のスジ,大阪〜京都を新快速と同じ停車駅にて延長運転する運転形態となっています。 なお,2006年秋もヘッドマークの掲出はありませんでした。

2002/11/17作成,2004/11/14更新,2005/11/23更新,2006/11/23更新

嵐山わかば号

 秋の嵐山もみじ号につづいて2004年ゴールデンウィークには「嵐山わかば号」として神戸から嵯峨野線(山陰線)嵯峨嵐山への直通臨時列車が運転されています。 (4月29日〜5月5日の土曜日と休日)

 2004年の途中の停車駅とルートは2003年秋の嵐山もみじ号と同じで,三ノ宮・芦屋・尼崎・大阪・新大阪。 京都は通らず,西大路手前から短絡線に入り,梅小路を経由して山陰線嵯峨嵐山まで1往復。 使用車両は網干総合車両所223系8連で,間合い運用として嵯峨嵐山に到着後,京都まで回送され,京都→嵯峨嵐山の間でもう一働きするようです。

 2005年ゴールデンウィークにも「嵐山わかば号」が運転されています。

 2005年のルートと停車駅は2005年の嵐山さくら号と同じく,いったん京都駅に入ってスイッチバックする形での直通運転で, 嵯峨野線(山陰線)内は定期普通列車のスジ,神戸〜京都で新快速と同じ停車駅にて延長運転する形態となっています。 4月29日〜5月5日の土曜日と休日に1往復の運転されます(朝:神戸発園部行,夕:亀岡発神戸行)。

 2006年は運転されませんでした。

223系嵐山わかば号とヘッドマーク(2004年)
223系嵐山わかば号 嵐山わかば号ヘッドマーク
2004/04/29作成,2005/05/01更新

嵐山さくら号

 神戸から嵯峨野線(山陰線)嵯峨嵐山への直通臨時列車名称の第4弾として,2005年には桜のシーズンにあわせて「嵐山さくら号」が設定されています。

 営業列車の停車駅とルートは2004年秋の嵐山もみじ号と同じく,いったん京都駅に入ってスイッチバックする形での直通運転で, 嵯峨野線(山陰線)内は定期普通列車のスジ,神戸〜京都で新快速と同じ停車駅にて延長運転する形態となっています。 3月26日〜4月3日の土曜日と休日に1往復の運転されます(朝:神戸発園部行,夕:亀岡発神戸行)。

 なお,今回の朝の上り始発駅神戸までの送り込み回送では, 同年3月1日のダイヤ改正から快速の新快速退避に使用されなくなった東加古川駅2番線で新快速2本ほかを退避するようになりました。

 2006年は運転されませんでした。

東加古川2番線で退避中の223系嵐山さくら号送り込み回送とヘッドマーク
223系嵐山さくら号 嵐山さくら号ヘッドマーク
2005/03/27作成

嵐山涼風号

 2004年夏休みのシーズンには「嵐山涼風号」として神戸から嵯峨野線(山陰線)嵯峨嵐山へ1往復の直通臨時列車が運転されています。 (7月24日〜8月7日の土曜日と休日)

 途中の停車駅とルートは2004年春の嵐山わかば号までと同じで,京都は通らず,西大路手前からの短絡線と梅小路を経由しています。

 2006年は運転されませんでした。

223系嵐山涼風号とヘッドマーク
223系嵐山涼風号 嵐山涼風号ヘッドマーク
2004/07/24作成

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