JR神戸線のダイヤ

113系 110km/h運転・昼間 普通パターン変更(1992年3月14日)

 113系に速度向上のために改造が施されて車番が+5000となり,最高速度が110km/hとなった。これにより快速をスピードアップし, さらに退避パターンを変更することにより,朝ラッシュ時の新快速も到達時間が短縮された。

 また,昼間の下り普通の折り返しパターンが変更されて 新快速普通の接続が改善されている。

 なお,前年秋から一部の新快速が8両化されていたが, 221系がさらに増備されて新快速が8両編成に統一された。(朝ラッシュ時は12両編成)

JR神戸線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 新快速1本と快速2本が1組で15分ピッチとなっている。 朝ラッシュ時の新快速は221系6連+6連または4連+8連の12両編成である。

 複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速が運転されている。 新たに大久保が快速新快速退避駅に加えられ, 東加古川と芦屋の2駅で退避または大久保1駅で退避するパターンに変更された。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 なお,普通のうち2本は加古川発で運転されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪西明石 加古川姫路
新快速15分
快速(外側線)5〜10分
普通3分30分(2本のみ)-

朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 新快速が外側・列車線を,快速普通が内側・電車線を走行する。 新快速普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
 普通は大阪〜神戸で平均7.5分間隔,神戸〜西明石で15分間隔。 新快速快速が大阪〜加古川でそれぞれ15分間隔である。
 加古川〜姫路では,新快速は同じく15分間隔,快速は半減。 西明石以西では快速が各駅に停車して普通の役割を果たしている。

 今回から,昼間の下り普通のパターンが変更されて西明石折り返し列車と神戸折り返し列車が逆となり, 下りも上りと同様,新快速と西明石折り返し普通が三ノ宮で相互接続することになった。

1時間あたり片道運転本数
大阪神戸西明石 加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通8本4本-

昼間時ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 昼間と同様,大阪〜姫路で新快速が15分間隔で運転されており, 大阪〜西明石では快速1本と普通2本をあわせて1セットで15分ヘッドをベースに, 外側・列車線の快速が3本追加運転されている。
 ラッシュ時には普通の各駅での停車時間が長くなっているため所要時間が伸び, 大阪と三ノ宮では昼間のダイヤのような新快速普通との接続はとられていない。

>
1時間あたり片道運転本数
大阪西明石 加古川姫路
新快速4本
快速(外側線)0+α本あわせて
4〜5本
快速(内側線)4本
普通8本-

夕ラッシュ時ダイヤパターン

ダイヤの変遷    JR西日本    神戸鉄道資料館